貨幣価値

今、この世の中は貨幣や紙幣の「お金」に独自の価値を持たせ、様々な物品と交換したりサービスの提供を受けたり、はたまたお金によりさらにお金を増やしたりと、生活の中心であることは間違いありませんよね。

以前、雪山に飛行機が墜落しそこで何とか生き延びるという映画を観ました。そこでは、寒さから身を守るためみんなが持っている紙幣、つまりお札を燃やしていたのです。そうなんですよね。お金ってただの「紙」でできているんですよね。

その映画では確かドルだったと思いますが、日本円で考えると、そのような時は1万円札を持っているより、千円札数枚持っていた方がずっと価値があるんですね。紙の量ですから・・・。

ところがいざ助かって通常の生活に戻ると当然、紙幣の「価値」が復活して、燃やすどころが増やすことに躍起になることでしょう。

震災直後は現金よりも物資の方が価値がありました。3ヶ月が経とうとしている今は、とっくに貨幣に価値が戻って来ているはずです。

日本赤十字社にはほとんど配られていない義援金が眠っているようです。よもや日本赤十字社が運用して義援金を2倍3倍に増やそうなんて考えているわけではないでしょうから、この現状にも歯痒いばかりです。
***********菊池会計事務所***********

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