直接税? 間接税?

大震災から半年が過ぎ、復興財源の捻出方法もいろいろと出てきました。

やはり税金にそれを求めるしかないようで、増税論が出てくるのは当然の話でしょう。

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直接税に求めるか、間接税に任せるか・・・。

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ところで直接税と間接税、違いは何でしょうね?

「直接納めるのと、間接的に納める違いでしょ?」

そのままですが、その通り。あたりです。

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直接税とは、税金を負担する人と、納税する人が同じという税金です。法人税や所得税がその代表です。

法人はその利益や所得を計算し、その所得に法人税率を掛けて法人税額が算出されます。その税金をその計算した法人自身が税務署に納付するのです。自分の税金を自分で納付する。直接っぽいですよね。

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一方、間接税は、税金を負担する人と、納付する人が別の税金です。代表は消費税。

100円のモノを買うと105円支払い、その5円は消費税ですね。相手は税務署ではなく、お菓子屋のおばちゃんだったりします。

そのおばちゃんは、その5円を税務署に納めなければなりません。おばちゃんの消費税ではないのに、おばちゃんが税務署に税金を払うのです。

おばちゃんとしては何となく損した気分になるのかもしれませんが、5円はお菓子を買った子供達から預かっているものだから、仕方ありません。

このように、実際に税金を負担している子供達と、実際に納税するおばちゃんがいるような場合が間接税。

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知らず知らずのうちに負担している税金には間接税がいっぱい。

消費税はもちろん、たばこ税、ガソリン税、酒税、ゴルフ場利用税、等々・・・。

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富裕層にとっても低所得者層にとっても同じ税率の間接税。

公平性を加味し、負担感をコントロールしやすい直接税。

復興を考える中で、直接税と間接税の比率、直間比率の黄金比率は存在するのでしょうか???

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