お見舞い、ご冥福をお祈り申し上げます
東北地方太平洋沖地震で被災された方々、またお亡くなりになった方々には心よりお見舞い、ご冥福をお祈り申し上げます。
また、同業として、税理士諸氏にも心よりお見舞い申し上げます。
個人の確定申告締め切り間際での震災ということもあり、国税庁から申告期限自動延長がすぐに手当てされましたが、時期が時期だけに、あとは郵送するだけ、或いは電子申告するだけなどという方も資料が全て消失したり、パソコンが破壊されたりと呆然となさっていることでしょう。
自動延長といってもあくまで地域は青森、岩手、宮城、福島、茨城に限定されており、その他で被災した地域は申請をしなければなりません。千葉だってあの被災状況を見たらタイミング的に上記被災地に入れても良いと思うのですが・・・。
現時点で我々税理士がお手伝いできるのは「義援金」と「災害損失があった場合の所得税軽減」の適用アドバイス。
「所得税法(雑損控除)」と「災害減免法」という2つの法律で所得税の軽減が手当てされますが、前者は災害で受けた損失額を所得から控除する方法で、後者は所得金額により所得税が全額免除になったり1/2や1/4に減免されるというもの。
ケースバイケースで有利不利を検討する必要があります。
宝石が無くなったとか、骨董品が破損した等の場合は適用されませんが、被災なさった方々は平成23年分確定申告では是非利用したい法律です。