言う?言わない?

本日の通勤電車の中で、主婦らしき2人が乗っていました。その1人が携帯メールを確認しました。

主婦1 「大丈夫?」

主婦2 「うん、大丈夫」

主婦1 「そう・・・」

主婦2 「今のメールなんだけどね、実はこの前ご主人を亡くした友達の話なんだけど、ここだけの話ね・・・」

と口に戸は立てられませんので仕方ないのかも知れませんが、話というのは広がるものです。小学校の時なんかも噂が広がっていないと思っているのは当の本人だけ。なんてこともしばしばありましたよね。

しかし、全てのことを「仕方がない」で済ませてしまっては、世の中うまくいきません。誰かに相談するということはその内容は大抵知られたくないことが多いのです。

そのため、仕事上それらの秘密を知る機会の多い業種には「守秘義務」が課されています。我々税理士を含む「士業」や、医師、公務員などは仕事上知った秘密は漏らしてはいけないのです。当たり前といえば当たり前なのですが、法律で決まっているのですね。

また、「守秘義務」を持つ反面、「告発義務」というものも課せられています。平たく言うと悪いことを見つけたらチクリなさい。ということです。

公務員などはよくその狭間に立たされます。例えばある会社に税務調査が入った際、脱税を発見したとします。税務職員は適正な税務処理が行われているかを調査しに来ますから、脱税を発見した税務職員は当然、告発します。

しかし、税務調査を行っているうちに劣悪な労働条件が発覚したとします。税務職員は考えます。

「会社の秘密を知ってしまったが、これは誰にも言ってはいけないことなのか?」、「これは不正だ、労働基準監督署に告発だ!」

守秘義務と告発義務のジレンマです。

実際には守秘義務が優先されるのです。そうでなければ税務調査自体がスムースに実施されませんものね。

***********菊池会計事務所***********

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