いまさら聞けない・・・許認可

お久しぶりの堅いお話・・・。

今、騒がれている学校新設の不認可問題。

振り回されている学生たちは本当に気の毒ですね・・・。

 

 

会社を興して商売を始めようとしたとき、その商売内容によっては所轄庁などの 「許可」や「認可」 が必要な場合があります。

 

飲食店や産業廃棄物処理業などやろうかなぁ~なんて考えている場合は、「許可」が必要です。

学校法人や、宗教法人などの設立だと、「認可」を受けなければなりません。

 

「許認可」なんてまとめて表現することが多いから同じようなものに捉えられがちですが、本質はもちろん違います。

 

「許可」は読んで字のごとく、「許す」のですね。その商売をやることについて、許されるということです。つまり厳しいのです。

厨房があって、テーブル、椅子、無数のお皿たち・・・。

「さあ、定食屋始めるかぁ~」

 

「許しません!!」

 

環境がどんなに整っていても、ダメと言われたらダメなのです。そう、営業不可。お役所の気分次第と言ったところでしょうか。

 

 

では、「認可」はというと、

 

この商売を行うには、

「広さはこのくらい必要で、設備はこのように・・・等々」 などの条件提示があります。

その条件をクリアすれば、その商売をすることについて認められるのです。というより、条件が揃えば認めなければならないのです。

 

つまり、一旦不認可でも、訂正箇所を適正に訂正すれば当然、認可がされるわけですね。

 

ところがこの大学新設の不認可問題。大学としては条件は整っているとのことです。

まあ、理由がイノベーションだから条件面でないことは確かですね・・・。

 

大臣の権力って本当にすごい、恐ろしいです。

 

就任したばかりで、さてさて、この権力の切れ味は・・・

 

 

「切り捨て御免!!」

 

 

みたいな試し切りにしか見えないのですが・・・。

 

 

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