いまさら聞けない・・・ローン控除

確定申告も始まり、平成24年中にマイホームを購入なさった方々はローン控除を受けるための申告の準備をなさっていることでしょう。わかりにくい制度だけに、

 

「ローン残高の1%が還付されないんだけど・・・」

 

という声を聞きます。

 

このローン控除、正式名称は 「住宅借入金等特別税額控除」といい、年末現在の住宅ローン残高の1%(現行)を所得税と住民税から控除するという制度です。例えば年末現在の住宅ローン残高が2,000万円なら、20万円が税金から控除されるのです。

 

あくまで 『税金から控除』 なのです。『20万円を支給します』 ではないのですね。

 

上記のケースではマックス20万円が税金から控除されるということで、年間税額が15万円の方は15万円のみ控除され、残りの5万円はもらえません。つまり税金が 『0円』 になって完了です。

 

また、その年々で残高の限度額というものが決められており、多額の住宅借入をしても控除の対象とはならないのです。

そのため、ローン残高の1%が控除されない!となる所以なのですね。

 

ちなみに平成24年~平成25年中であれば借入限度額は 2,000万円。

平成26年1月~3月までも 2,000万円。

平成26年4月~平成29年までは 4,000万円 (消費税増税に合わせてのUP!WOW!)。

控除率はいずれも1%。

 

「ほうほう、んじゃ、来年あたり住宅ローンの一部を車の購入に充てちゃおっかな」

 

なんて考えてもダメです。あくまでローン控除の対象となるのはマイホーム部分のみ。

 

「そんなのバレなくね?」

 

売買契約書から登記簿、住民票なんかも申告時に必要ですからそうはいかないのです・・・。

 

 

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