頑張れ?負けるな?
復興活動での大きな壁となっているがれきの山。異常事態により発生したがれきだからその量はとてつもなく膨大。思い出だって残されているだろうし、もしかしたら不明者が見つかるかも、等の望みだって山積しているから処理が困難を極めてしまいます。
ACをはじめ、各所で「頑張れ」、「頑張ろう」、「負けるな」などの言葉が飛び交っています。何だか近頃これらの言葉がとても空虚に感じられます。
そもそも「頑張れ」という漢字は、元に頁、弓が長いと書きます・・・。あれっ?意味が分からない・・・。金八先生のようにはいきませんが、とにかく虚しいのです。
「頑張れ」・・・何を?「負けるな」・・・何に?です。今、日本中、特に被災地、被災者は何を頑張り何に勝たなければならないのでしょう。この現状なんでしょうかね。とにかくこのような震災は初めての経験ですから何からやって良いやら見当が付かないはずです。
まるでひとつの仕事を任された新人のようです。仕事であれば悩み、勉強し、先輩に相談します。その先輩は自分の中でその仕事完了までのロードマップを持っており、新人は知らず知らず操られるように仕事を完了させるでしょう。
今回の復興は何も被災者を鍛えるわけではないから政府がしっかりと細分化されたロードマップを示す必要があります。まずはここまで行きましょう。次はここまでです。のように。すぐに目標達成が出来るくらいの細分化が肝要です。一歩一歩目の前の目標があるから「頑張れる」のではないかな?「復興」のゴールを目指して頑張れ!負けるな!なんて厳しすぎやしませんかね?